増永光男が教える!硬式テニスのフォアハンドストロークの打ち方

増永光男が教える!硬式テニスのフォアハンドストロークの打ち方

ウェブテニスコーチ、増永光男が教える!硬式テニスの打ち方。フォアハンドの打球を打つのは硬式テニスをプレーする上での基本となります。きちんと打つための基本的な考え方から打ち方まで基本技術をしっかり身につけたいですね。その基礎部分を1つずつ紹介してきます。

当てる面を意識して打ってみよう

まず打つ前の動作について確認していきましょう。立ち方は肩幅ほどに足を広げラケットを構えます。次にラケットの持ち方ですが、持ち方の種類は4種類ありフォアハンドのストロークを打つ場合には「イースタングリップ」が握りやすいでしょう。イースタングリップはテニスラケットの面と平行に持ち手開いてグリップに向かってスライドしていきます。そのままグリップを握るスタイルがイースタングリップとなります。この握り方はラケットの面の真ん中でボールを捉えやすいので初心者でも面に当てやすいことが特長です。

グリップは人差し指と中指に多少のスペースを持たせるように持つようにしましょう。
また、ラケットの面ですが中心部にボールを当てた方が力を伝えやすく強い打球で返球することができます。そしてボールに対してはラケットは90度になるように心掛けましょう。ネットに掛かってしまわないように思うとついつい面の角度を90度以上にして打ってしまいますが、逆にアウトになってしまいますので注意が必要です。

回転を意識して打ってみよう

ボールの当て方について大体イメージ出来れば、次はインパクト時の体の使い方についてです。ボールを打つときには以下の2点の回転を意識するようにしましょう。
1つ、打球を打つときには腰の回転を意識して打つようにしましょう。打球を打つときの体は手首や腕の力だけで打ってしまうと大きくコートを外してしまうか、ネットに引っかけてしまいます。そのため打球を打ち返すときには腰の回転を利用して回転させて打つように心掛けましょう。打つときには利き腕側に体重移動を行い、ボールを打つ直前から体の回転する力を利用し利き腕と逆側に体重移動していきます。

2つ目にボールにスピンを掛けることを意識して打ってみましょう。スピンを掛けるためには上記で面を90度で当てましょうと言った後に混乱させてしまうかもしれませんが面を90度で当てた後にラケットを振り抜く際には平行ではなく上に向かって振り抜きます。こうすることでボールに縦回転のスピンが掛かるのでアウトにならずにコート内にボールが落ちてくれるようになります。

打つ前にきちんと準備しよう

ボールの打ち方が分かってくると、ボールを打つことに注力してしまいがちですが、打つ前にも大事な前動作がありますので2点紹介したいと思います。ボールには止まった状態で打つように心掛けましょう。動きながら打つのは難しいですが、ボールの落下地点を読んで打つ直前で止まって打てるように準備することでミスを少なくすることができます。
ボールを打つ前後で準備を心掛けましょう。

ボールを打つ前にラケットを水平に後ろにスライドして準備をしておきましょう。打つ直前にこれをしてしまうときちんとしたスイングが出来ないことがあるので事前にバックスイングをして準備しておきましょう。そして打ったのちに直ぐにラケットを元の位置に戻して構え直すことも大事です。相手が直ぐに返球してくることも考えて常に打てる準備をしておきましょう。打つ前も打った前も次の動作を意識して行動するようにしましょう。

意外にも打球を打つこと以外の所にも大事なことがあることに気付いて頂けたかと思います。打球を打つことも大事ですが準備をしっかりすることで強い正確な打球を返球することが出来ます。打つための基礎と一緒に準備するポイントも抑えて上達していきたいですね。

 

参考元:

テニスのグリップの握り方!図や表で分かりやすく
http://ka-chan.com/archives/1601.html

○グリップの握り方は

テニス~グリップの握り方