増永光男です。硬式テニスにおいてフラットサーブは有効な武器の一つでありもっともスタンダードなサーブの一つでもあります。ここではそんな硬式テニスのフラットサーブを有効に使える場面や、上達する方法などについてご紹介しましょう。
フラットサーブとは
テニスを趣味にしている方や、学校の部活でテニス部に所属していたことがあるという方だとフラットサーブについてどのようなサーブなのかご存じだと思います。硬式テニスにおけるサーブの中でも基本中の基本と言われていますし、最初に習うサーブでもあります。テニス部やスクールでも最初に教えるのはこのフラットサーブだと言われていますし、これができないことには話になりません。フラットということで回転をかけないサーブだと思っている方が多いと思いますが、実際にはまったく無回転というわけではなく多少のトップスピンを加えたサーブが硬式テニスにおけるフラットサーブです。
フラットサーブの軌道
フラットサーブはフラットという言葉が冠されていることから完全なる無回転サーブだと勘違いしている方が多い傾向にありますが、先述したように完全なる無回転のサーブではありません。トップスピンをかけることでバウンドしてからボールが伸びる、そのようなイメージだと分かりやすいのではないでしょうか。トップスピンがかかっていることから落ちるような軌道になるのも特徴的で、これを理解していると実際のゲームでも有効的に活用できるでしょう。バウンドしてからの伸びが凄いため相手はフラットサーブが来ると分かっていてもなかなか返すこともできません。
有効的な場面とは
硬式テニスにおけるフラットサーブがもっとも有効的に働くシーンとはどのような場面なのか。硬式テニスをプレーしている方、これから始めようとしている方だともっとも気になるところかもしれません。フラットサーブが有効的なシーンというのはたくさんあるため一概に断言はできませんが、確実に点を取りに行きたいとき、主導権を握りたいとき、ゲームの流れを変えたいときなどに有効と言えるでしょう。先ほどもお話したようにフラットサーブは来ると分かっていてもなかなか返すことができない切れ味の鋭いサーブですし、ゲームの流れを変えるにはもってこいのサーブです。また、確実に点を取りに行きたいときに使えば高い確率で得点も可能となるでしょう。
フラットサーブのポイント
硬式テニスのゲームで有効的なフラットサーブを打つためのポイントですが、一つにはスイングスピードの速さが挙げられます。スイングスピードが速いとそれだけトップスピンをかけたサーブを打つことができますし、有効的なサーブになるでしょう。実際、プロプレイヤーのフラットサーブを観てみるとそのスイングスピードに驚くと思います。ポイントとしては力任せではなく、全身のばねを使うことです。また、なるべくトスを前に上げることで体重を乗せたサーブを放つことができますから、これも覚えておきましょう。トスの位置というのは意外に重要なのですが軽視されがちな部分です。切れ味の良いフラットサーブを放つことができないという方は一度トスについても見直してみると良いでしょう。
練習あるのみ
素晴らしいフラットサーブを打つためにはまずはポイントを押さえることです。闇雲にトライしてもなかなか上達はしないでしょうし、ゲームで有効的なサーブとはならないでしょう。その上でしっかりと練習することが上達するための大きなポイントとなります。理屈やポイントをまったく知らずに闇雲な練習をしても上達はしませんから、まずはフラットサーブの基本やポイントを知った上で練習するようにしてください。
