増永光男が教えるウェブテニスサイト第二弾!プロのテニスの試合を見ていると色んなコースに打ち分けたり、ボール自体に変化のあるボールを打ったりと、多くのサーブの種類があるように見えます。しかし大きくサーブを分類すると3種類と意外に少ないです。サーブの種類を1種類ずつ説明をしていきたいと思います。
サーブの基本?「フラット」サーブとは?
プロのサーブではファーストサーブに使われるケースが多いサーブであり、スピードが早く早いプロであれば250キロ以上も出るサーブを打つ選手もいます。このサーブのメリットはスピードを早く打つことが出来るので、相手に触らせず、または触れても満足に返球出来ない球を打つことが出来る点にあります。
ただ、球の回転自体は無回転になっているわけではなく若干の縦回転を掛けるケースが多いです。回転を掛けることでボールが落下するのでコートのサービスライン内に落としやすくなります。またバウンド後にボールが伸びてくれるので相手からすると返球しにくいボールになるというメリットもあります。フラットサーブの速度を上げるためには体の溜めからのスイングスピードを上げることです。スピード以上にフラットサーブは「キレ」「伸び」を重視したサーブであると覚えてもらえればと思います。
横の変化をつけよう「スライス」サーブとは?
プロのサーブではセカンドサーブに使われることが多いサーブです。「フラットサーブ」に比べてスピードは出ませんが、弾んだ後に左右に曲がるボールになります。また「フラットサーブ」を打つときとフォームが近いため、相手にどのサーブでくるか迷わすこともできます。ボールが大きく曲がるサーブが打てれば相手をコート外に追いやることも出来るので、相手の返球に対してスペースの広いコートへ打つことが出来るサーブになります。
また、あまりバウンドをしないのも特長で、相手から強打で返球されにくくなります。「スライスサーブ」はいかに「変化」を付けるか、「バウンドを抑えるか」を考えるサーブとなります。「スライスサーブ」は比較的に打つのが簡単なサーブになるので初心者向きのサーブといえるでしょう。ボールの横をこするように打てれば「スライスサーブ」になるので試してみて下さい。
縦の変化!「スピン」サーブとは?
先ほどの「スライスサーブ」と同じくセカンドサーブとして利用されるケースが多いサーブです。「スライスサーブ」は横の変化でしたが、「スピンサーブ」は縦の変化となります。基本は大きくバウンドするので相手は高い打点から返球することになるので、強打で返すことが難しくなります。打ちやすいポイントで打とうとすると後ろに下がる事になるので相手を崩すショットを返球するのが難しくなります。
また、「スピンサーブ」の応用編として「キックサーブ」があります。本来ボールを落ちた方向に曲がりますが、キックサーブ逆回転を掛けることにより自分の方向に大きく弾むボールになり、予想外の方向に曲がることで相手は返球が難しいボールになります。「スピンサーブ」は打ったボールの回転量が多くなるので高く打ってもボールが沈んでくれるのでアウトになりにくくなります。ただその分筋力を使う点と当てるポイントが限定的なので打つのが非常に難しいサーブとなります。
まとめ
如何でしょうか?プロの試合を見る機会があれば、どの種類のサーブを打っているのかも見てみるとよりテニスが楽しく観戦出来ると思います。また、自分自身でもこの3種類のサーブを使い分けることが出来れば、よりサービスゲームをキープ出来るようになりますので是非体得しましょう。
またサーブの打ち方では「増永光男が教える!硬式テニスのサービスで参考にするべきプロ選手まとめ」で参考になる選手をまとめています。
○スライスサーブ
http://硬式テニス上達.com/category8/entry32.html
○スピンサーブ
http://硬式テニス上達.com/category8/entry41.html
○スライスサーブとスピンサーブではどちらがおすすめですか
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1318816743?__ysp=44K544OU44Oz44K144O844OWIOODoeODquODg%2BODiA%3D%3D